トレランまとめ と 写真まとめ。

まだまとめている途中。
色々な草花が沢山有って、写真を撮っていたら100枚越えたので、まだ整理中。


今日のルートは以下で、約30km。

公園センター↓ 〜道路約1km 
 ◆緩やかな下りをジョグ◆

〜↑牛曳山↓(うしびきやま)〜↑伊良谷山↓(いらだにやま)〜↑毛無山↓〜出雲峠
 ◆牛曳山の最初の登りで心拍数が上がり気味となるが、
  稜線に出て行こうは、緩やかなアップダウンを軽快に走る◆

〜↑烏帽子山↓〜大膳原(だいぜんばら)〜↑吾妻山↓(あずまやま)〜大膳原
〜↑烏帽子山↓〜↑比婆山↓(ひばやま、御陵)〜↑越原越(おっぱらごえ)
〜↑池ノ段↓〜↑立烏帽子山↓〜立烏帽子駐車場〜↑竜王山↓〜熊野神社〜↑竜王山↓
 ◆下りは軽快に無理無く走る、登りは膝上手押しで歩く◆


〜立烏帽子駐車場〜千引岩〜ブナの樹林帯↓〜林道↓〜公園センター
 ◆緩やかな下り、トラバースルートを軽快に走る◆

 ※『 ↑***↓ 』で、***に行くために登り、到達後に下っている意味。


公園センターの駐車場に車を止め、トイレで用を足し、受付の女性に挨拶。

草餅か、餅が有れば入手するのだが、まだ登山者が疎らなためか、早朝でも置いてなかった。

センター付近の標高は、以下の写真の通りで、比婆山(ひばやま)・御陵の6合目、800mらしい。


センターから、来た道の車道に沿って、約一キロなだらかな道を下っていく。人が少ない時間帯は走り、人が多い時間帯は何と無く走らないことにしている。

◆牛曳山(うしびきやま)の登山口
 

入り口付近でストレッチをしてから、少し林道の砂利道を登って行く。


しばらく、ゆりやかなつずら折りの登山道をゆったりと走っていく。

 

80m程度登って行くと、牛曳谷にそったシングルトラックが続く。


  ※この付近から、牛曳谷沿いは、『落石注意』らしい。
  ( 何となしに『落石注意ですねぇ♪』と呟きたくなる。。。 )


登山道の傍らには、少し紫がかったスミレ、白に微かに薄いピンクの色調のあるミヤマカタバミが咲いていた♪

ミヤマカタバミの色が、純白でなく、少しピンクの色調が有るのは、この付近の山々の岩石に鉄分等の何らかのミネラル分の影響だろうか。


しばらく登ると、牛曳滝。抜ける様な青空のもと、滝の音、乾いた大気に滝の潤い。とっても気持ちが良い。
 

しばらく、白樺の樹林帯が続いて、山頂近くなるとブナに変わってくる。


昨年同様、ブナのアーチを通過する。

 

出発が9時ぐらいと遅かったので、太陽が頭上に近くに。ただ、大気が涼しく、木々が若干日差しを弱めてくれるので快適快適。( ※勿論、日焼け止めを、顔、首、手には塗ってます。)


◆牛曳山の山頂(1144m)

今日これから登って行く、比婆山方面の山々。


どうも、正式な山頂では無いらしく、牛曳山には山頂の記しは無く、誰かが案内の杭にマジックで手書きしている。


しばらく、稜線沿いのルートを進む。多少のアップダウン、ところどころ石が転がっていたりするが、注意して歩めば、とても走りやすく、涼しくて気持ちが良い。


ただし、牛曳山と伊良谷山の間に上がってくる登山道を通って牛曳側に上ってくる あるいは 出雲峠方向から牛曳方面へ辿ってくるハイカーの方々が時々居られるので、遠目と近目で、行く先を注意しつつ足元にも注目する意識は必須です。

この付近は、6月ごろには、ミヤマヨメナという花(初夏に咲く野菊の一種で、淡青紫色の花で、直径3cm程らしい)が咲く、華やかな道になるらしい。去年9月からここに通い始めたからまだ見たことが無い。今年は今の時期から、夏、秋、冬と通して、季節の変化に触れて行きたい。



◆伊良谷山(いらだにやま)山頂近くの岩、山頂。(1149m)


山頂付近に、あでやかな濃い目の紫のスミレ、眩しい黄色のヘビ苺。


結構、石がごろごろしているので、不用意に足を置くと、容易に捻挫してしまう。

ヘビといえば、この付近でも、昨年雨上がりの晴天時にシマヘビ、ヤマカガシ等に出会った。マムシも居るらしい。雨が続いた後の晴天日には、吾妻山の登りでシマヘビを3・4匹見掛けた日もあった。特に、やたらにヘビがチョロチョロと沢山出る印象は無い。


 ◆去年の夏、2008年9月14日に、登山道の脇で寛いでいるヤマカガシ(毒蛇)
  (伊良谷山の登りか、毛無山の登りだったかいずれか)

 

 ※山は、人間がたまに通らせて頂いているだけで、彼ら野生の生き物達の場所の筈。

  私がヘビに会うのは、朝方で日が登ってポカポカと暖かくなり始めた頃、
  数日間雨が降った後の晴天の日など。

  ヘビの立場で考えれば、ポカポカと暖かい日差しを全身に浴びたいだろうし、
  数日間雨が降っていて何も食べてなければお腹が空いて空いて活動的にも
  なるんだろうなと思います。


道の真ん中の岩の脇に、特徴的なダイヤモンド型の葉が有ったので撮っておいた。


エンレイソウ


帰宅して調べたら、エンレイソウという花だと本に載っていた。この日の30km程の行程で見つけたのは二株のみ。もう一つは、小さな外花被片の花が開いていて、内花被片は無い種類だった。


緩やかなアップダウン、所々急な登りを膝上手押ししつつ進む。


◆毛無山山頂(1149m (これは間違い) ⇒ 正しくは 1144m)

 ※マクロから、通常に変え忘れてピントが合わなかった。

毛無山に着いて、出雲峠に向かって下っていった。下っていく途中、所々段差の大きい木段や、岩場が有るので、地図上では急坂と書かれている。

大分出雲峠に近くなった、緩やかな木段の下りを、タタッタタッと駆け下っている時に、前方を見ると、1.5m程のヘビが道をのっそり横切っているのに気が付いた。気が付いたタイミングが遅く、止まりきれなかったので、ジャンプして飛び越えるしか無かった。


◆出雲峠へ下る木段にいた『シマヘビ』

ヘビ自身は、まだ良く目が覚めてなかったのか、春に活動を再開し始めて間もないのか、のそのそとしか動いていなかった。シマヘビは、毒は無いらしいが、歯がとても鋭く かまれると痛く、破傷風の危険性も有って要注意らしい。この日に出会ったヘビは、このシマヘビ一匹のみ。


出雲峠(978m)には、トイレと水場が有る。ここの水は、飲用では無いと書かれている。(一回飲んだことは有るが、そのときは腹を下すでもなかったが。自己責任です。)

出雲峠から右に曲がり、鬱蒼とした杉林の心地良い大気の中、烏帽子山に向かって登って行く。木段 あるいは 木の根が激しく張った地面が続く。脚力・体力十分な人は楽にはしれるかも知れないが、私は膝上手押ししつつ乗り込む様にの、早歩きで歩みを進める。

しばらくすると、左に曲がり、山の斜面のつづら折りを巻いて登る、夏山登山道を進む。

谷沿いの登山道を登って進むと、水量の少ない小川を横切る。

◆冬季 および 残雪時

 私は、登山経験が浅く、相棒もまだ見つかっていないので、冬季は山行きを封印してきた。

ただ、以前のブログに少し書きかけたが、今年3月中旬に、大分雪が解けたらしいとの事で、この山々に登りに来たが、直前に雪が降って、かなり雪が残っていた。

冬季は、この左に曲がる夏山登山道を通らず、尾根伝いに烏帽子山に向かう直登のルートを辿ります。(今の時点では、真直ぐ行かないように、トラロープで通せんぼされていますが。)

上の写真の谷沿いの、水量の小川を横切るところにも雪が残っていて、時期によっては、もろいアーチ状になっていて、その上を通ると タイミング・運 が悪いと崩れて、雪解け水の中に崩れた雪とともに落ちてしまう危険性が有ると思います。

烏帽子山(えぼしやま)1kmの杭


しばらく、烏帽子山山頂への、比較的岩の多い登山道を登って行く。とても気持ちが良い。


烏帽子山の山頂(1225m)

  • 方位表示



  • 吾妻山方面


ほぼ、完璧な晴天♪


条溝岩で左に行き、看板でまた右に下り、大膳原経由で吾妻山へ向かう。

◆向かい側の吾妻山


烏帽子山から、大膳原に向かっての下りは、急では無いが、なだらかともいえない下り坂が続く。木段や、弾力性の有る土の地面に小さな岩が転がっているような地面が続く。烏帽子山の山頂付近は、小さな岩が多い。

この下りで、足や膝に疲労感が増してしまって厳しいなぁという場合は、大膳原の野原で休むか、吾妻山に向かって大膳原の右側(方位は北側)に少し行くと、キャンプ場が有って、トイレ・水場・休憩場所があるのでそこで少し身体を休めて様子を見るべき。


大膳原の辺りは、元々は土の地面だったのだろうか、芝が生えていて、少し弾力性のある地面(粘土質か?)で平坦か、緩やかな登りになっているので、気持ち良く走れる。ただ、夏場は、リンドウ、フウロ草、ナデシコ等、可愛らしい草花が有るので、それらを愛でつつ、歩みを進める。

◆大膳原付近〜吾妻山へ


 ※徐々に傾斜が急になってくる。

大膳原付近は、高原の草花を愛でつつ、ゆるやかに歩みをすすめるハイカーの方々が多い。多くの人々が、リラックスして寛いでいる雰囲気を感じたら、そこはやはり、ゆるく走るか、ゆっくり歩いいて、自分も草花を愛でつつ進むのが自然なのでは無いかと思う。 勿論、ここで全速で走るのは個人の自由かもしれないが、せめて、あでやかなリンドウや、可愛らしいフウロ草、ナデシコ等の花が、道の脇や、時々道の真ん中に咲いていたりするので、傷つける事が無い様にしたい。個人の自由ですが、個人の価値観・人柄にかんすることかと。

◆2008年9月頃 大膳原付近
ナデシコフウロ草、リンドウ、カエル。(黄色の花は良く分からない。)

 ※4月現在は、まだこれらは咲いていません。。。

吾妻山は、遠目で見ると、登山道が直登でついている様に見えるが、実際には左右にスイッチバックしつつ登るつづら折りの登山道が続く。最初柔らかい土の地面で、傾斜が急になるごとに、岩の割合が少し増えていく。

エンレイソウ

 ※この日見掛けた二つ目。これには、花があった。


◆ミヤマカタバミ

 ※輝くような、微かにピンクがかった白い花びらが可憐で美しい。



少し進むと、吾妻山0.6kmの表示。



斜面に沿って、沢山のスミレ達が群生している。


◆吾妻山(あずまやま)

  • 山頂(1239m)



この日は、ここで写真を撮り、塩豆大福を二つ程たべ、ミネラル水(+ポカリ+ミネラル塩)を飲んで、すぐに下った。


ふたたび、烏帽子山に向かって登って行く。

この上りには、スミレ、黄スミレが沢山咲いている。やはり、下りは結構タタッタタッと両足時間差着地にすると安定して早くに下れてしまうので、あまり草花を愛でる余裕が無い様だ。登りは、膝上を片手で、あるいは両手で手押ししつつ乗り込む様にの歩行しか自分はここでは出来ないので、ゆっくりゆっくりの登りだと色々な草花が目に付く。

ショウジョウバカマ

 ※この花は、夜の冷え込みのせいか萎れている物が殆どで、しおれてないこの写真の花が、30kmの行程で一番綺麗だった。


◆スミレ


◆黄スミレ


ふたたび、烏帽子山山頂に着くと、右へ、比婆山(御陵)へ向かう。


烏帽子山に登る途中に、右へ行くと比婆山と書いてある看板も確か有ったと思うが、それを通っても烏帽子山山頂から少し下った辺りと合流するだけで、大して距離は変わらなかったのだと思う。)


しばらく、比較的樹齢の長そうなブナの樹林帯を登って行く。


ブナの根が激しく張っている。


所々、数トン〜10トンぐらい有りそうな巨岩が転がっている。


比婆山(ひばやま)山頂(1264m)

  • イチイの老木(北側)


  • 山頂付近の杉



  • イチイの老木(南側)


  • イチイの言われについて。

門栂(とが)と言われていたらしい。
実際には、この一本だけでなく、対になって聖域の門戸を形作っているのだそうな。

比婆山山頂を通り過ぎ、ブナの林の中を下っていく。

しばらくすると、越原越(おっぱらごえ)に右に曲がる分岐が有る。私の習慣では、越原越を通って、池ノ段、立烏帽子山と抜けていく。

◆越原越経由 池ノ段への分岐


◆越原越


◆ブナの林、ブナの芽吹き


あぁ、何と気持ちの良い事だろう。ブナの林の中は、日差しが散乱されて柔らかい木漏れ日が届くだけなので、涼しく心地良い。


越原越は、(写真では表現出来ていないが)結構木の根が張っているので、この段階で足裏が痛くなっていたりダメージが有る場合は辛いかも知れない。その場合は、千引き岩を経由して、立烏帽子駐車場に抜けるルートの方が、アップダウンがあまり無いトラバースするルートなので、足の負担が少ないし、こちらも深いブナの樹林帯に沿ったルートのため、夏場などしっとりとしたブナの林の雰囲気がとても心地良いはず。

ただし、アップダウンはあまり無いが、若干木の根が張っていたり、落ち葉の下にごつごつした岩場が有る場所が点在しているので、それも駄目そうな場合は、冷静になって公園センターに向かって下っていき、次回に楽しみを残しておくのが大人の判断かと思われる。

ふと、この痛みはヤバイかも知れない! と思うときは、もう既に足の状態や、体力的には終わっている場合が多いのかも。。。私自身、そういう時に適切な判断が出来ずに痛い目に遭っているが。。。


しばらく登ると、池ノ段の下に辿り着く。

◆池ノ段(1279.5m)

初夏〜秋に掛けて、草花が茂り、蝶が舞い飛び、多くのハイカーの方々がここで昼食を採っている。池ノ段から、立烏帽子駐車場に、砂利道を下っていくルートも有るが、いつも次に立烏帽子山に登って行く。


池ノ段から少し下って、また登るが、大して標高差は無いのですぐに登れる。若干急で、岩場の斜面になっているが、脚力のある人は走れると思う。

この日の山行きで、この山に来て初めてトレイルランニングをしている人を見掛けた。私が池ノ段を下っている時に、立烏帽子山に向かって、走る格好で登っていた。私は、立烏帽子山の登りも、膝上を手押ししつつの速歩しか出来ないが、徐々に距離が縮まって行ったが、その人が山頂を過ぎて下りに差し掛かっている時に、山頂付近の写真を撮ったりしている間に見えなくなってしまった。残念。


◆立烏帽子山(1299m)
 この比婆山連峰では最高地点。

  • 烏帽子山斜面にあった、これも眩しい黄色のヘビ苺。



烏帽子山山頂から、立烏帽子駐車場に向かっての下りは、最初岩場が多く、急な斜面を、岩肌に手を着きつつ出ないと下りにくい斜面が有る。しばらく下ると、若干岩や木の根は有るが、つづら折りの下りが続くので気持ち良く走れなくも無い。


◆立烏帽子駐車場

 ここの駐車場には、綺麗なトイレ、水場、休憩用の小屋が有る。

 山全体の掲示板等が設置されている。

私はAUを使っているが、なんとか電波が通じる。昨年、この場所で、車のトラブルに見舞われて、ドコモの携帯の人が、電波が届かず往生していたので、私の携帯を使わせた事が有った。その人が、ここは何処なんですか? と尋ねるものだから、本当は自分も登山案内図を見て来ているだけだから、分かってなかったので、公園センターに電話する様に伝えた。

今、ドコモがどうなのかは分からない。

今回はファンランで、沢山写真を撮りつつ、涼しくて心地良いブナの林の中を抜けてきただけの筈なのだが、この時点で水分を1.5リットル飲んでおり、補給した。塩豆大福2個、キーウィーフルーツを一つ食べた。

  • ハイドレーション

最初、2リットル、ミネラルウォーター+ポカリスエット雪塩の飲み物を入れておいたが、立烏帽子駐車場で残り500cc少々となっていたので、2リットルまで補給した。

  • 補給前(残り500cc少々)

   ↓ ・・・ 1.5リットル飲んでいる。

  • 補給後(2リットル)

   ↓ ・・・ 1リットル飲んでいる。

  • 帰宅時(残り1リットル)


 ∴2.5リットルも飲んでしまっている。

 キーウィー

※この日のは、繊維分、ビタミン等の補給にはなっただろうが、珍しく甘味・酸味がいまいちで美味しくなかった。


水分を補給をして、塩豆大福とキーウィーを食べて落ち着いてから、なだらかな登り坂を竜王山に向かう。



落ち葉の下に10cmとか20cmぐらいの、微妙なサイズの石が転がっている。なだらかな登山道なのだが、平らな地面だと思い込んで注意を失って走っていってしまうと、案外捻挫しやすそう。

道の脇の日陰気味のところには、黄スミレ、ミヤマカタバミが咲いている。

 ※ここのミヤマカタバミも、純白ではなく、微かにはにかんだ様な薄いピンクがかわいらしい。


少し進むと、竜王山経由熊野神社?.1km(??)の表示が有る。


一応、車でも来られるようになっている。

 ※これは立烏帽子駐車場側に向いて写したもの。

竜王山山頂100m、熊野神社3.3kmの表示が有る。


竜王山(1256m)

なだらかな芝生の植わった道を登ると竜王山(1256m)。

  • 竜王山山頂の方位表示



少し下ると、鳥尾の滝を経て熊野神社2.8km、竜王山経由比婆山4.3kmの表示。


ショウジョウバカマ

 急な日差しで、少し萎れ気味な雰囲気。

 


何回か、鳥尾の滝(那智の滝)に通じる、水量の多くは無い小川を横切る。

これは、なんだろうか。杉林を通る登山道の脇に生えていた。

 ※何か分からないから、触らないで置いた。クキに、産毛の有る芽の様なものも見えるので、今度行った時には何物か分かるのではないだろうか。。。


少し下ると、小川が堰き止められていた(堰き止まっていた?)

◆鳥尾の滝(那智の滝

涼しくて、とても気持ちが良い。


※昨年9月に、若干水量が少ない時に行ったら、ザックの脇に入れてあったバナナを気付かない内に潰して醗酵させてしまっていたため、何十匹かの小バエにここでたかられた。。。(論外かもしれないが。)


小川に沿って下っていく。


所々、岩場の急登も有るが、全体としては斜面に沿ってトラバースしながら下って行き、何回か折れてスイッチバックして下るので、全体として気持ち良く走りやすい下りが多い。


 ※スムーズには走れていない。片手でカメラを持ちながら写したので、余計にぶれている。。。


しばらく、小川に沿って、杉林の下りを、結構すぎの葉が積もってフカフカな地面を、気持ち良く走り下っていく。あまり根が張っていたりはしない。


登山ルートは神社の裏手なので、最初三宮神社二宮神社三宝荒神の社という社の間脇を通り、熊野神社に辿り着く。

熊野神社の裏手には、杉の巨木群がある。初めて行ったときは、オ〜〜と思わず叫んでしまった、荘厳な雰囲気。


熊野神社の杉と、熊野神社の社

  • 裏手の杉

 ※社の裏手に御神水(湧き水)が有るので、お参りしてから水を頂いた。

  • 入り口側の老杉



熊野神社のトイレと清めの水

※以前に、平日に来た時には、水が止まっていた。下って大鳥居を出て、右にある駐車場の奥にトイレが有り、水が出るようになっている。ただし、その水を汲み上げるポンプの電源プラグが休日はコンセントから抜かれていたので、一旦プラグを差し込まないと水は出ない場合がある。



熊野神社にお参りして、一息ついてから、下ってきた道を竜王山に向かって登り返す。脚力の有る人なら、走って登れるのかも知れないが、私の脚力では走って登れず、ひたすら 膝上を手押ししつつ乗り込む様にしての歩行で登って行く。

烏帽子山を登り返す時にも気付いたが、熊野神社竜王山の登りの杉林の中も、歩いて登ると、スミレとミヤマカタバミが沢山咲いているのが分かって驚いた。それ以外にも、イカリ草が、そこここに咲いているのに気付いた。

イカリ草


登りは、そういった花の写真や、小川、滝の写真を撮りつつ、誤魔化しつつひたすら登っていった。


ひたすら登り返すしか無いのだが、ブナの木々の間からの木漏れ日が気持ち良く、小川のせせらぎの音も心地良い。

 

少し根は張っているが、結構柔らかい地面が足裏に優しい。


竜王山に登りきる手前に水が出ている場所が有る。これは、何用の水かは良く分からない。


また、行きの脇の道を通ったら、別の看板があった。



ここら辺には、路傍に、これでもかという感じでスミレが群生していた。

濃い目の青紫が鮮烈な印象♪



後は最後に階段を登りきり、ふたたび竜王山山頂♪

竜王山への階段(コンクリの段差の少ない階段に草が茂っている)


竜王山山頂


竜王山を過ぎると、竜王山の下り〜立烏帽子山駐車場まで、比較的平坦でなだらかなトレイルを下っていく。

立烏帽子駐車場に着いたら、公園センターに戻るルートは大きく5つに分かれる(と思う)。

(1)立烏帽子駐車場〜ササの尾根経由〜展望園地経由〜公園センター
    ※ずっと下り基調の整備された登山道(らしい)。

(2)立烏帽子駐車場〜千引き岩経由〜比婆山下山路分岐経由〜ブナの樹林帯〜林道〜公園センター
    ※越原越えの分岐で直進し、比婆山手前の下山路分岐で右へ下山。林道の距離が短い。

(3)立烏帽子駐車場〜千引き岩経由〜越原越えの路分岐経由〜ブナの樹林帯〜林道〜公園センター

    ※越原越えの分岐で右へ折れて下山。しばらくブナの樹林帯、桧の林を抜けて
     林道を通り下っていく。

(4)立烏帽子駐車場〜立烏帽子山〜池ノ段〜越原越〜。。。(仮に) ⇒多分に成立しない。

(5)立烏帽子駐車場〜ササの尾根へ行く途中で右折〜管理道〜公園センター


今更ながらよく考えれば良かったのだが、(1)が多分スタンダードのルートだったのだと思う。以前に別の山に行った時に、シングルトラックに笹が覆いかぶさっていて、地面は草の根が張った場所と雨で流れて凹んでいる場所が混在し、さらに笹のしたには鋭い棘の有る棘がランダムに生えている山だったのだが、何もしらず短パンで行ってしまって、膝下が赤剥けの手前ぐらいになって酷い目に遭ったので、無意識に避けていたのだと思う。(凹んだ場所には、早朝は注意しないとヘビがとぐろを巻いている場面も有った。何故か、ある場所をゆっくり通り抜けようとすると、スズメバチが威嚇行動を取るので、しばらく待っても居なくならず、諦めてダッシュで駆け下った場面も有った。) 広島県民の森の笹の尾根は、整備されているので、そんな事は無いらしい。

そして、ブナの林をより堪能したい場合は、(2)の方がブナの純林を通る距離が長くなる。ただし、(2)の様にふたたび比婆山を途中まで登っている人はあまりいないかも知れないが、私には一番良かった。ただし、昨年10月末ごろ、斑尾のレースに出てから、足がまだ復活仕切っていない頃にここを通って、途中でスキー場経由の看板を見てそれたルートに行ったら、スキー場の砂利道の下りで痛みが蓄積していた足が余計に痛くなったため何となしに無意識に避けていただけで、今ではテーピング失敗しなければ足裏が痛くなる様な事は無いし、ひたすら林の中を下れば良いのだった。


私が通っていたのは、(3)のルートで、千引き岩を通ればあとは下るだけと思っていたので、(2)よりブナの純林を堪能出来る距離が少なく、今更ながら半端だった。


仮に(4)と書いたのは、行きに、越原越から千引き岩側を通って、立烏帽子駐車場、竜王山、熊野神社と行き、戻りに竜王山、立烏帽子駐車場〜立烏帽子山〜池ノ段〜越原越〜と通るルートで、すぐ下るか、比婆山に登り掛けて下るかして公園センターへ戻っていくルート。

この仮(4)のメリットは、昼間まだ日差しが強いうちに、涼しくなだらかな千引き岩経由のなだらかなルートを通れる事。そして、デメリットは、初夏以降御花畑になる池ノ段に着くのが、多分日が傾きかけて涼しい風が吹き始める頃になる。それぐらいになると、高い確率でガスが出てくるので、御花畑に日暮れ時、ガスっていて、寒い風が吹き始め、蝶も当然舞い飛んでいなければ、せっかくファンランを堪能してきたのに物悲しい気分に成りかねない。さらに、竜王山〜熊野神社を経て、足を痛めるか、体力的に消耗した状態で、駐車場側からのぼる立烏帽子山の急坂(頂上近くは岩場)では、捻挫や滑落のリスクが高まる。 やはりこれは成立しないと思う。

そして、(5)については、管理道を通り、なだらかな下りを進むが、距離は(2)と同等に長そう。


私は、(3)のルートを通っていた。少し進むと、千引岩経由比婆山の表示が有る。

私の体力、脚力では、(3)のルートを朝9時ぐらいからとか周り始めると、若干日がかげり始める時間帯となり、少し涼しく、ブナの林のしっとりした雰囲気の中を、千引き岩への緩やかな下り基調のトラバースルートを走っていく。

何箇所か、細かい小川となっている谷側を横切る時に少し下り、そこを過ぎると少し登りになるため、いわゆるジェットコースター走法気味に(鏑木選手がタカタッタVol2で述べられている、下りの位置エネルギー分で加速して、その加速の惰性で同じぐらいの登りを登る。)で楽に進んでいく。

しばらく進むと、千引き岩という、10トンぐらいわ有るかと思われる巨岩の間を通り抜ける場所を通る。

◆千引き岩

特になぜという事は無いのだが、千引き岩を通る前には、何となしにいつも手を合わせて一礼する。

太古の昔から、人々が歩んで来たのであろうこの場所は、何となしにそういう場所の様な気がする。


今はシンプルな風景だが、昨年夏は以下のようだった。

  • 2008年8月


  • 2008年11月


千引き岩を通過すると、またしばらく緩やかなトラバースルートが続く。

 ※所々に岩場、木の根も有る。

 ※立烏帽子駐車場から、千引き岩を経由して、越原越へトラバースするルートは、北側 あるいは 北東側の斜面にあります。なので、日照条件が良くないためか、春らしい雰囲気の訪れはこれからの様です。



何となしに、いつもゆるやかでフカフカのイメージで、この場所をゆっくり下っているのだが、足裏が痛いときは、結構地面の岩や、石ころも多く、結構硬いんだなぁと、山はもともと岩石の塊だからあたり前なのだが、気付かされるときが有る。

この日は、越原越えで右に曲がり、公園センターに下っていった。しばらく、心地良いブナの純林を抜け、桧の林の中を下っていく。 結構、根が張っている場所が多いので、足裏の調子が悪くなければ、テクニカルで楽しい下りが続く。

林の最後に、小川を渡ると林道に出て、公園センターまで2km程緩やかな林道の下りを下っていく。林道だが、砂利が硬かったりはせず、道の真ん中に、草と薄く芝が生えているので、適度な弾力性が有って走りやすい。

第一キャンプ場の脇を通り、1km弱砂利道を下っていくと公園センターに到着する。

公園センターに泊まるか、だいぶゆっくり出来るなら、日帰り入浴も有料で有るので一日の汗をゆっくり流すのが爽快だと思う。

私は、泊まらずにすぐ帰って買い物をしたるする場合が多く、風呂に入ってから車を運転すると眠くなるので、風呂に入らない場合が多い。風呂に入らなくても眠気が出るときは、音楽を掛けて歌う。


ブログに色々アップしつつ、ルートマップをじぃっと見ていたら、以下のルートが究極な様に思えてきた。

◆ 究極(かも知れない)の比婆山トレイルランニングルート◆

公園センター⇒牛曳山⇒伊良谷山⇒毛無山⇒出雲峠⇒公園センター⇒ブナの樹林帯経由(比婆山の山頂の脇を北上)⇒烏帽子山⇒大膳原⇒吾妻山⇒池ノ原⇒南の原⇒吾妻山(あるいは吾妻山の脇を北上するルートを)⇒大膳原⇒烏帽子山比婆山⇒越原越⇒千引岩⇒立烏帽子山⇒池ノ段⇒(砂利道を下り)⇒立烏帽子駐車場⇒竜王山⇒熊野神社竜王山⇒立烏帽子駐車場⇒(笹の尾根経由)⇒展望園地⇒公園センター

 ※距離的には、35km〜40kmの間になると思う。

  体力的に微妙だったら、熊野神社には行かずに、センターへ戻ればシンプルかも。。。

出雲峠を不自然にセンターまで下っていくのに目をつぶって置けば、

  • ブナの純林を(登りで)堪能
  • 池ノ原を堪能(やはり、一番花が多そう)
  • 千引き岩を通る。
  • 笹の尾根〜展望園地を通る。

という、私として、肝心な物を全て網羅できる。

後日、見直したルート図を作成し、出来れば、16日に17日に天気が良ければ試してみようと思う。(16日には今後約1年、月に一回の予定があるのだ!)