【 2011/04/03 23時過ぎに追記 】


どうも、以下に書かれている事が確からしいことの様に思えます。

 中部大学 武田邦彦教授のサイトより
 http://takedanet.com/2011/03/43_d4f8.html

 ■東電や国が海水を投入し続けた水の量は4000トンらしい.
 ■原発の復水器、用水タンクに4000トン水を入れることは出来る
  (あまり余裕はない)
 ■今後も1万トン以上の水を注入する事になる。
 ■冷却系が動くまでは冷却水を入れては汚染されるという事態が続く
  水を蒸発させて減容(容量を減らす)という設備を発電所の横に
  作るのが正解だが。。。

 ■現在の「崩壊熱」は発電時の発熱と比較すると数%には下がって
  いると思われるので、復水器の冷却能力で十分。


復水器という、水蒸気を冷やして水に戻す装置がそのまま動くかどうか
が肝心とコメントされている。また、国の主要な人は内部の状態を
知らされているようだとのこと。

既存の復水器が壊れていないのであれば、対策としてその復水器の機能を何時何時までに復旧していけば、冷却水を循環させる本来の機能を回復出来る。そうすれば、それは何時までに出来そうなので、冷却を安定的に行って、海への汚染水の投棄もいつまでに止められると可能性について幾分かでも示唆するのでは無いか。

そういった発言、表明が出来ないということは、逆説的に言えば、既存の復水器の
機能回復はほぼ望めず、新たな復水器の機能をどうやって構築するかなどの本対策を検討しているのだろうか???

まさか、新規に建設しようと考えてはいまいが、たとえば、休止直後、あるいは、建設中の原子炉設備を活用して、

 ・復水器を急遽現場へ持ち込んで、配管を繋いで設置
 ・モーターなどの駆動装置・制御装置も引っぺがしてきて
  屋外に仮設の屋根ででも設置して据える
 ・仮設配線をぞろ引きで電源を供給。

といった、仮設の緊急対策を練るのが常識的と思えるが、そういった構想、発言が聞こえてこないということは、そんな素人でも思いつく対策ではどうにもならないのか、そんな素人でも思いつくことすら考え付かない程に関係者が疲れきっているのか。。。 


いや、そうではなくて、現場の状況は時々刻々と動いていて、

 ・放水は20日過ぎから積極的に行った。
 ・20日で4000トンなので、200トン/日
 ・あと10000トンなので、200トン/日以上だとすると、
  【 仮説 】およそ50日間は現状相当の水が必要。

だとすると、復水器という装置がどれほどのものなのか分らないが
特殊な圧力容器で、どこかから引っぺがして持って来て仮設するにしても、
汚染され、地震津波で周りが破壊されつくした現場で、それなりの
基礎を準備し配管をして、配線を繋いで、それも冷却水を掛けつつと
やっていると50日間ではどう考えても出来ないと判断しているのでは無いか。

その場合の問題は、汚染された水が現在の4000トンに加えて、
更に10000トン、それでも足りないと合計20000トン
とかの大量の汚染された水が生じてしまうということを、
国が選択して、友好国と協議の上で決定して今既にその方向で
動き続けているのが現状なのでは無いだろうか。


いずれにしても、疲れきっている筈の記者の人々や、出口の見えない状況に
絶望感を感じつつある我々一般市民も、さすがにこの状況でさらに何十日も
放置され続けるのは我慢ならない。国はいい加減に、そろそろ真意を明確に
すべきなのでは無いだろうか。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E6%B0%B4%E5%99%A8
『復水器 (ふくすいき) は、タービンやシリンダー内で仕事を取り出した後の
 水蒸気(低圧の湿り蒸気)を等圧冷却して凝縮させ、低圧の飽和液に戻す
 装置である。ここでできた飽和液(水)は給水ポンプへ行く。
 (ランキンサイクルの状態で4→1)』

表面復水器
 冷却水が復水器冷却管内を通り、タービン蒸気とは直接接触しないもの。
 日本の火力・原子力発電所では、海水[1]を冷却水としているため
 表面復水器が用いられる。




 *   *   *



メガフロートって、メガっていうからとてつもなくでかいのかとおもったら
個人的な印象としてはメガと形容する理由がわからない気がした。。。

静岡のメガフロート
http://www.youtube.com/watch?v=PGsVDdGW_bg

もしかして、とてつもなく水面下が長いのか?
そんなんだったらこんな岸辺までもってこれないか。


 *   *   *


濃縮して余計に近づけなくなるていうのも有りそうだが、
極力周りを塞いで、漏れて溜まっているやつも含めて、
循環させて冷やすと言う極論しか無いのでは無かろうか。


どのみち、この先数年冷やし続けるしかないというのが
事実らしいので、水をかけ続けるしか無いのだろう。


漏れ出てきた水をどこか他へ持っていっても、
今後3〜6年冷却し続けるための水を退避させる場所が
この陸地の狭い日本に、おいそれと出来るはずは無い。

いったい、1日に冷却に要する水は何トンなのだろう。

1リットルの水は、10cm角の水の塊。約1kg。
1立方メートルは、1m=100cm、約1000kg、1トン。
1日何立方メートルの水を要しているのだろうか。
何か、とてつもなくでかい数字の水量を耳にした気がする。

海水の放射性物質汚染のテレビ放送を見たときに、
放水口らしき水門から結構な勢いで水が流れ出して
いるのを見て、秘かに違和感を感じた。。。

一瞬検索して事実を確認して、1日に供給要の水量を
確認しようかと思ったが、余計に気が滅入るので止めた。


考えるまでも無く、新たな水を、海水にしろ、真水にしろ
常に供給し続けて、それを水槽にしろ、タンカーにしろ
それを溜め込み続けて行くのは絶対無理なので、
極力漏れを塞いで、地下に溜まった分も含めて
冷却用に循環して活用し続けるしか無いのではなかろうか。

 ※極論すると、そのトレンチとか言う馬鹿でかい
  地下ピットに溜まりに溜まった水溶液を
  水中ポンプを使って汲み上げて再び
  冷却に戻すという方法など。

  ただし、給水には人間が携わっているため
  その様な水溶液を人が扱う事はやはり
  危険すぎてだめなのだろうか。

知識も何も無いのに、気になったことをブツブツと
書き連ねるのは不謹慎だろうか。。。

どうしても、自分には、その放水口は完全に閉じて、
その内側に今ある水を循環させて当面は冷やし続ける
しか無いと思う。

でも、本来は、日本で一番頭が良い筈の人たちが
ことに当たっている筈なのだから、そんな初歩的な
ことに考えが至らない筈も無いか。

だとすると、今後3〜6年、徐々に濃度は低くなって
行くとしても、放射性同位元素を含んだ水を外に
排出し続けるとこうことしか、選択の余地が無いから
いま現在の状態になっているということだろうか。

私の様な、何の知識も無い一市民がそんな事を考えて
頭の中でぐるぐると堂々巡りをしても仕方が無いとも
思える。

ただ、今起こっていることは、たまたま福島で起きて
たまたま私がそばにいる訳ではないというだけで、
地震震源地がたたまたま私の近くに生じていたら
私が福島の方々に近い状況になっていたかも知れない
とも捉える事は出来る。近くに原発は無いが。


陛下が、仰っている。

『…私たち皆が、様々な形で少しでも多く分かち合って

  いくことが大切であろうと思います。』


とにかく、自分たちの事として受け止め注視しよう。