トレーニングキャンプ 【4日目 最終日】 20081231記
( 初動負荷トレーニングキャンプ【4日目】 20081231記)
トレーニングキャンプ 4日目、今回予定の最終日。右足ふくらはぎ外側に若干の疲労感有り。両脇腹は筋肉痛のまま。
この日は、午前中最初に普段でも出来る、トレーニングを習った。そして、初動負荷マシーンにてトレーニングを軽く行い10時頃から、天気は微妙だったが屋外のトラックでランニングのトレーニング。そこで、小山裕史(ヒロシ)先生自身がトラックに見えて途中からご指導頂けた。
午後は、最後なので、マシントレーニングを念入りに実施。
【 午前中 】
初動負荷マシンのトレーニング前に、マシンを使わない関節の可動域を広げる事を主としたトレーニングを習った。
・ストレートラテラル
平らな、背もたれの無いベンチにあお向けに横になって、脇の下を開いて両手を上に上げる。そして、手の平を外へ向けつつ下に下げて行き、下げた所で2回ほど反動を付けて下げ、上に戻す。
・ダンベルプルオーバー
同じ様に、ベンチにあお向けに横になって、2kg程の重りを持って、両手を揃えて息を吸いながら、手を伸ばしたまま後ろに手を下げていく。下げきった所で、すっと手を上げていく。
・クロスサイドベンド
これまでのサイドベンドでは、両足の外側を揃えて行っていたが、今度は、片足は外側をまっすぐにしたまま、もう一方の外側は片足に90度となるように、踵を前に内旋した位置にして身体を横に曲げていく。
・クロススクワット
クロスサイドベンドと同様に、一方の足を90度内旋した位置で、前述のバランススクワットを行う。
・ベンチストレッチ
ベンチに座り、片方の膝を90度に曲げ、じわっとゆっくり背中を伸ばして、伸ばしたらすぐに伸張反射を妨げない様にすっと伸ばす。
これを習った後に、軽く以下のトレーニングを実施。
ディップス 15回/15kg×3セット
チェストスプレッド 15回/ 5kg×3セット
ニューラットマシン 15回/ 5kg×3セット
アウター 15回/35kg×2セット
エコノミーレッグプレス15回/ 0kg×2セット
インナーサイ 15回/35kg×2セット
この後、天気は若干雨がぱらついたり微妙だったが、屋外のグランドへ向かった。グランドへ着くと、まずは初動負荷の動きにて、ウォーキング100m×3往復。次に、100mのジョグを3往復(戻りは、ウォーク)
そして、初動負荷の動きのコーナーリングを習った。初動負荷のコーナーリングでは、左に曲がる際に、
・左肩を前に出す。
・左足外側はストレート。
・右足は強めに内旋して出す。
これによって、カーブが曲がりやすく、特に急な旋回がしやすくなるという。
その動きを練習しつつ、トラックのカーブ部分を5本初動負荷の動きでランニング。
そして、小山先生が途中から見えて、400mを1本走ることになった。先日も書いたが、400m走などここ20年以上したことは無い。多分、90%ぐらいで走ったのだと思うが、走った後に息が切れない。そして、コーナーリングを含めた200mを4本走った。
小山先生から、その日は2008年秋冬モデルの、adidasのadizero XT を履いて走っていたが、どうもこの靴でもクッション系のシューズで、膝が若干曲がり、骨盤が後傾しているからとの事で、上履き用に求めていた、BeMoLoシューズに履き替えることになった。そして、BeMoLoシューズで、200mコーナーリングのランを3本まず行った。
BeMoLoシューズが、クッションがほぼ皆無なため、骨盤・太腿・膝・足首の垂直軸がとても作りやすい感触が有った。自然と垂直軸が保たれ、200mコーナーリングをランしても疲れず、それまでの走りと比べて、自分の体とは思えないように、無駄に力を出している訳では無いが躍動感の様な印象が有った。
その後、BeMoLoシューズで、スタートの練習。上半身を前傾させ、出来る所まで前傾したままで進み、途中から反射的にスッと身体を起こして200m走っていく練習を4本行った。
最初は晴れ間が出ていたが、途中から冷たい霧雨が降り始めたが、とても気持ち良く走れた。この日は、小学生1人、高校生のサッカー選手1人、自衛隊の陸上選手1人、トレラン愛好家の私というメンバーで皆、疲れを感じることなく、ランニング、コーナーリング、スタートの練習を行って、午前中のランニング練習を終了。
練習の途中で、小山先生から、ご自身もストックを用いての山登り、縦走を何十キロも行っていた事があるが、身体より前の位置に乗込んで行く様なイメージでで進んでいくのが良いとの事だった。XTでもクッション系のシューズとの事だったので、中々そうでない靴が無く、疲れない、足を痛めない靴がなかなか無くて困っているという話をすると、どうも初動負荷の理論を活用したシューズを開発中である様な話だったと思う。
具体的に、時期的に、の話は伺えなかったが、近い将来、初動負荷理論を適用したトレランシューズ?が発売され、それがとても足に優しい走りやすい靴に仕上がってくれることを期待したいと思う。来年になるのか、再来年になるのか解らないが。
トレイルランニングのシューズは、鏑木毅選手がツールドモンブランの凱旋報告会で述べられていたように、トップランナーの人にとっても理想に叶うシューズがどうも無いのだ。私の様に、88kgの肥満から64kg台の自分の体を取り戻し、健康と楽しみのためにトレランを行っている一般の人間にも、全くストレス無く、フォームが崩れる事無く、長い距離を楽しく走り続けられる靴はどうも存在してなさそうなので、とても期待大だと思う。
【午後】
午後は、15時過ぎから、最初初動負荷マシンを使ってのトレーニングを念入りに実施した。
ディップス 15回/15kg×7セット
チェストスプレッド 15回/ 5kg×7セット
ニューラットマシン 15回/ 5kg×7セット
プルオーバー 15回/20kg×7セット
アウター 15回/35kg×7セット
サイドベンド 20回/ 0kg×7セット
エコノミーレッグプレス15回/ 0kg×7セット
インナーサイ 15回/35kg×7セット
あぐらレッグプレス 15回/ 0kg×7セット
インナーサイ捻り 15回/35kg×7セット
体重スクワット 15回/ 0kg×7セット
ベンチストレッチ 15回/ 0kg×7セット
ニューレッグプレス 15回/ 0kg×7セット
インナーサイ捻り 15回/35kg×7セット
今回のトレーニングキャンプの最後のトレーニングなので、一つ一つをじっくりと行った。
全部のトレーニングを終えて、わき腹の筋肉痛が蓄積、右足のふくらはぎ外側の若干疲れのみが残った。
今回、初回の4日間の初動負荷トレーニングキャンプに参加し、とても有意義で楽しいものだったと思う。
私の能力では、一回のキャンプで、トレンランに即活用出切るレベルまではなっていないと思うが、普段のロードのランニングや、週末のトレランへ初動負荷の動きを活用しつつトレーニングを続けていって、徐々に長い距離を、より楽しく、速く、走り続けて行ける様にしていきたいと思う。