東京マラソンで、一番驚いた事。

 昨日は、代休を取っていたのでゆっくりお休みして、本日出社。

普段はこっそりレースに出ているので、東京マラソンだし、珍しくレース参加前に、上司同僚に出ると話していたので、土産を配りながら、完走はしましたがトイレに3回も行く羽目になり失敗でしたと報告。すると、上司・同僚は、『十分じゃないですか』『3回もトイレに行ってもその記録か』『凄いですね』という感じで好反応。確かに、根拠無く3時間近い記録を目指したいと思い込んでいた私には残念な感じが一番強いですが、普通の社会人で普段走らない人は普通フルを4時間切るのもそんなに直に出来ないかも知れないので、そういう反応だったのかも知れません。35km地点では、もうやめ様かと思った瞬間が有ったので、何とかゴールはしといて良かったです。。。


 今回の東京マラソンを見て、一番多くの人に驚かれて、感動を与えたのが、市民ランナー川内選手の力走、35kmを過ぎてから加速して3位に入賞するという超人的な強さを見せ、ゴール後立ち上がれずに医務室に運ばれるほどになるまで全てを出し切った走りではないでしょうか。 参加中、トボトボ走っていた私には、そんな激しいドラマが繰り広げられているとは知りませんでしたが、帰宅後録画を見て感動! 本当にすごい。 考えられない。私の枠の中では全く持って想像出来ない。


 そして、秘かに驚かれているんのが、先日も書きましたが、猫ひろしさんの自己記録更新の2時間37分49秒。 こういう記録を出せるのは、中高の頃から陸上部に所属して鍛え、10000mとかの記録も早い人市民ランナーの方が、頑張って頑張って出せる記録だと思っていました。 キロ3分45秒(1kmを3分45秒で走る)、時速16kmでフルマラソンを走り続けられるっていう事です。

猫さんいました!

代々木RCというクラブのムービーみたいです。

 ただ、今回東京マラソンに参加して一番驚いて、対向車線を駆け抜けていくランナーに、思わず一番大きな声で『ガンバレー!』と腹の底から大声で応援の声を掛けたのは、車椅子マラソン のランナーの方々に対してでした。

 たしか、まだ私がペースダウンする前、皇居の脇を抜けて、日比谷の交差点を右折して、日比谷通りを品川方面に向かって走り続けていた直後の10km過ぎの地点過ぎだったか。 私は、視力だけは本当に良いので、前方遠くに黒っぽい影が見えてきた。 メチャクチャ速いんじゃないか。自分が10km走っている間に、すでに20km近く??? その頃はまだ、キロ4分〜4分15秒(時速14.5〜15km)でオーバーペースで走っちゃっていた頃なので、キロ2分少々?(時速30km?)

 大分近くになって分かったのですが、それは車椅子ランナーのトップの方だったのでした。一瞬状況が理解できず、ただし、そのスピードと、必死の力走に驚き、瞬間感動して声を掛けました。知らなかったのですが、以下の様な記録だったとは、さらに今日以下を見てびっくり。

車いす男子 
(1)副島正純(福岡)1時間25分38秒=大会新
(2)洞ノ上浩太(同)1時間26分13秒
(3)山本浩之(同)1時間30分17秒
車いす女子 
(1)土田和歌子(東京)1時間40分8秒=大会新、完走1人

http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20110227k0000e050015000c.html


この凄さは、私も含めて見るまでは分からなかったので、一般受けするか分かりませんが、もっと報道されて、その凄さが広く伝わるべきだと思いました。


 *  *  *

とりあえず、フルマラソンの2日後、フルマラソンと言っても真剣に走れたのは21kmまでで、その後の残りはトイレに行きながらLSD的にゆっくり耐えつつ移動していただけなので、どこも酷い筋肉痛にはなりませんでした。今現在残っている疲れは、

 ・脹脛の疲れが少し。
 ・大腿筋の軽い筋肉痛。
 ・ハムストリングスの軽い筋肉痛。
 ・背中の疲れ。

だけです。

疲れないのは良い事なのですが、今回こそは自分の持てるもの全ても出し尽して、絞りつくした走りをしたい と思っていました。全然出しつくせなかったため疲れていないのも残念な事の一つです。