2009年 OSJおんたけスカイレース

 【 結局9/13に記載 】

8月30日、日曜日。 OSJおんたけスカイレースの当日。

7時スタートなので、泊まった旅館の食事が(確か)4時との事で、同室の皆さんと共に、その30分早く、3時30分に目覚ましを掛けて起きた。顔を洗ってサッパリして、下記の旅館の食事。


車で、松原スポーツセンター公園の駐車場まで移動した。松原スポーツセンター公園には、スタッフが誰もいなくて、山頂の天候が不明なのでレースが行われるのか、スタートまですぐに行けば良いのか、不明な感じだった。 公園で少し待っているともようしたので、公園のトイレで並んで済ませた。

今回は選挙の都合との事で、公園から少し離れた、公道にスタートゲートが設けられて、スターと付近に仮設トイレが設けられていたので、取りあえずそこまでジョグ。


レースマップと高低図はいかに掲載されている。(2009年9月現在)

http://www.powersports.co.jp/sky/09map.pdf

   これの高低図だけ抜粋するとこんな感じ。

   

  この図で、スタート地点標高900m 〜 大又山荘 標高1250mまでの公道、
  アスファルトの道は約5.2kmとの事だった。大又山荘〜ゴールの松原スポーツ公園
  までは7km弱。行き帰りで、ロードの距離13km弱と長い。


スタート前、トレイルのトップランナーの方々が左端に集まってにこやかに話をされている。皆スマートでカッコよく、オーラが有る様に見えた。装備は、500mlか750mlかのボトルが一本入るタイプのウエストポーチを着けていた。 私の様に、普通の体力のものからすると、この山をボトル一本で、凄まじいスピードで駆け上がるのだから、その体力、効率の良さ、全く想像すら出来ない感じです。



スタート前に、トップランナーの方々が、ライトも雨具も持たずで登って行かれるとの事が判明して、

 ・雨具は自己責任( たしか )

 ・ライトについては、山頂山荘を11時以降の通過する人は装備チェックを受け、
  その時点でライトを持っていない人は失格となる。

と、急遽ルール変更となった。


しばらくして、7時少し前になると、カウントダウンがなされてスタートとなった。

スタートは、先頭の方々を除いて、キロ5〜6分ぐらいの緩やかなスピードで全体が動き出した。

私は、前日山頂まで行った際の印象から、今回は何となく、心拍数145bpmイーブンをキープする事を目指して、それより心拍数が上がると確実に歩くことを徹底することにした。

前日の宿のご主人から、以前の鏑木毅さんの講習会で、このロードの登りでも、急な所は歩いて、なだらかな所は走った方が良いと指導されていたと伺っていたので、この5.2kmのロードの区間でも145bpm超えとなる様なところは積極的に歩いた。

大又山荘から左に曲がって、広い林道気味なトレイルに入っていく。手前のロードが長く、この最初のトレイルも幅が広いので、川を渡るガレ場とか一部だけを除いて、殆ど渋滞になる箇所は無かった。 緩やかな場所は走り、急になると心拍数が145を超えるのですぐに歩きに切り替えとしていた。

しばらく進むと、トレイルが終り、冬はスキー場となる緩斜面の登りになる。おんたけスキー場八海山で標高1650m、スタートから11km地点。そこを過ぎると14km地点、田の原山荘 標高2256mまで、少し傾斜が急になっていく。おんたけスキー場、田の原山荘とも給水ポイントがあった。確か、スキー場は紙コップの補給、田の原山荘の所は、給水のタンクが有ったので、そこで500cc少し、ハイドレーションに水を補給した。

田の原付近には観光センター等、比較的沢山の施設があって、広い駐車場、トイレも有って、通常の登山の方は、そこに車を止めて、山頂まで登って行く様子。

登山道の入り口には、大きな鳥居があって、しばらくは幅の広い砂利道を登って行く。しばらく進むと、段差は大きく無いが一段づつの奥行きが長い木段が始まる。 木段と、所々岩が段段になっているような箇所を上って行き、途中から急な登りとなっていく。 この山頂までの登りは、づづら折りが全く無い、全部直登になっていた。木段が無くなり、途中から殆ど岩が段段に組み合わさっている、というか、自然な段段なのか分からないが、そんな岩場の段段をひたすら登って行く。 所々、階段というよりは、ただの岩場の様な感じの場所も多々有った。

直登なので、自分には全く走れず、ひたすら膝上に両手を重ねて前に体重を掛けて、膝に乗り込んで行く様な感じで登っていった。 私が、8合目〜9合目ぐらいを、ヒイヒイ良いながら登っている頃に、トップの宮原選手、松本選手、後藤選手、奥宮選手が、すでにお鉢周りを終えて下ってこられた。以前に、新城のレースに出た時のトップの方々が下ってこられた時程スピード感が無いなぁと思った。自分が下ってくる時に、下りの左よりは、所々岩から岩に飛び跳ねながら走り下るしか無い状況だったのだと分かり、こんなところをさすがにメチャクチャなスピードでは下れない物なんだなぁとしみじみと感じた。

ひたすら、3067mまで、この区間の標高差800mを、ほぼ岩場気味な登りを登って行く。この日は、おんたけスキー場〜山頂に着くまで、少しガスっていて肌寒い感じだった。

山頂の剣ヶ峰につくと、第二関門が有って、一応エイドでコップで給水が行われていた。また、オフィシャルなものでは無かった様だが、コカコーラも配られていたが、私の前で最後の一杯が終わってしまって、その方が半分私に分けてくれた。感謝。その一口飲めなかったらどうなっていただろうか。 でもねぇ、普通の体力の人間が3067mまで、3時間45分ぐらいで必死こいて登って来たのだから、オフィシャルで、コカコーラぐらい飲ませてくれても良いのになぁと思う。会費1万円なんだからねぇ。。。 

山頂の御嶽神社には、前日にお参りしたので、軽くお辞儀するだけとした。

レースマップを見ても、高低図を見ても、実際のところが全くイメージ出来ていなくて、山頂についてからのお鉢周りは、どうも比較的なだらかな場所をぐるっと回ってくるだけなのかなぁと思い込んでいた。だが、山頂以降のお鉢周りが、自分にとってはメチャクチャきつく感じた。


御鉢周りの外周については、完璧なガレ場。70〜80%ぐらいガレ場だったのでは無いだろうか。ガレ場というか、溶岩がそのまま固まって、それが若干風雨で崩れた様な場所が殆どで、50cmぐらいの岩〜岩へ飛び移るような場所が多かった。 比較的ガレ場は好きな方だと自分では思っていたが、3000mの標高で、岩〜岩へ飛び跳ねつつ、所々勿論浮石も多々有るので、一歩一歩気を抜けず、前方への集中が途切れると岩場の下りでバランスを崩して転げ落ちるとひどい怪我になる。ところどころ、火山性の細かい砂利の様な箇所は、期せずして、足裏を滑らしながら下る様な走法を試せたので、それは面白かった。

私の感覚では、3000m前後の所で、300m〜400mぐらいの山を登ったり降りたりが3回ぐらい有ったと思う。時間的にも2時間弱掛っていて、山頂を回っている間、心拍数が140bpmから徐々に下がり、130bpmぐらいまで下がっていった。 御鉢周りの終りの頃は、剣ヶ峰がもう目の前に見えて、なだらかな登りを走れるはずなのに、何となく走れず、歩いていた。

何とか、第2・第3関門に到着。コップ一杯の水を頂いて、神社の階段を駆け降りると、再びガレ場、岩場の段段を飛び跳ねつつの下りが2500mぐらいまで続く。この区間では、岩場が得意な方もいるようで、二人ほどに抜かされた。

8合目2400mより下ると、再び木段の下りとなる。田の原に近づくと、またなだらかな砂利道となる。

田の原山荘では、コップによる給水が行われていて、コップに一杯水を貰い飲んだ。鳥居をくぐってすぐ左の方にトイレも有った。ハイドレーションの水は若干残っていたが、ボトルの水もこの間飲んで空になっていたので、念のためトイレで、750mlのボトルに水を入れておいた。

田の原山荘からは、行きと同じ冬はスキー場となるゲレンデの下りをひたすら下っていく。 所々、水を排水するための幅50cmから1000cm位の溝が掘ってあって、集中して下っていないと、それにはまって転んでしまう人が例年何人かはいるらしいです。

ゲレンデの下り区間では、前の人との差があまり変わらないので、どうも自分はあまり得意では無いのだなぁと感じた。しばらく下ると、おんたけスキー場について、そこで給水がなされていたが、田の原で十分給水したのでここは要らないなと感じたのでパスした。

スキー場から、しばしゲレンデを下ると、やっとトレイルに入っていく。大又山荘手前までなので、多分3〜4kmぐらい。最初、木段の下り。木段の段差が低いので、結構走って下れる。微妙なアップダウンはあるが、いわゆるジェットコースター走法で勢いで登れる分だけ走って、下りは重力に任せて下っていく。ただし、木段が終わって、道路脇のトレイルに入ると、木陰でいまいち地面が見え難い箇所で、段差が有ったり、浮石が多々転がっていたりするので、この区間で集中していないと、ひどく捻挫したりし勝ちな気がする。 この区間は自分が一番大好きな路面なので、7〜8人ぐらいパスした。


大又山荘の手前で、とうとうトレイルは終わってしまい、アスファルトの道路の脇を走っていく。この日は、体感的には30℃超の感じだった。道路の左端を走って行くことになっているのだが、左端は道路をはさんで谷側になっている場合が多く、直射日光を遮るものが何も無く、暑さが非常に厳しかった。

最初から145bpmをリミットとする登りにしてきたので、私の場合は、体力も十分で、脚も全然生きていた。といっても、あまりに熱いので、ザックに入れてあったボトル水を、首筋と後頭部にかけて冷やしつつで何とか走れた。前日に車の走行メーターで測った距離では7km弱。トレイルで頑張って、手元に水が無い人は、結構精神的にめげて、とぼとぼ歩いて進むしか無い人が結構おられた。しばらく進むと、あのデッカイ大型パックを担いで走る有名な方の姿が見えた。剣ヶ峰ではまだ背中が見えていたが、そこからの下りでロード手前までで大分離されてしまっていたのだった。結局トレイルの区間の間では敵わなかった。ロードにはいってから、ゴールまでで、やはり8人ほどパスした。 

意識的には気持ち良くゴール出来たのだが、トレイルで自分の足を使いきれず、ロードで8人パスするというのは、だいぶ違うのかなぁという感じが否めない。。。


【 PolarのRS800SDのグラフ。 】

 

 最初、145bpmでコントロールしつつで登っていった。そして、山頂付近から徐々に135、130と心拍数が下がってしまい、下りにはいってから何とか再び心拍数を上げつつ走ることが出来た。


■装備

靴 :LA SPORTIVA Crosslite。
    インソールの裏に、土踏まずと踵に補助パッド。
     ※今回、不況で臨時休業のため、金アディゼロ・土クロスライトで
     試走して、天候が悪くなったときに、adizero XTでつらそうな気が
     したため。天候が悪くならなかったので、adizero XTの方が良かった。
     結果論ですが。

上 :XSOCKSのランニング、adizeroの背中が薄いメッシュの半袖シャツ、パワーバーのアームウォーマ。

下 :adidasの膝下ロンパン(前日寒くて厚手にしてしまった)、
   Speedoのコンプレッションタイプのロングタイツ、
   XSOCKSのロングソックス。

頭 :asicsのランニング用キャップ( 首周りのカバー布付きのタイプ )。
   ※麓で曇っていたので、サングラスを持参せず、山頂晴れて眩しかった。失敗。

手 :ノースフェイスの指が出るグローブ。

装 :Gregory Reactor。非伸縮テープ、防水の上着、レスキューシート、補給用食料(下記)。
   以下は通常不要で、今回も不要だったが持って行った。
    ファーストエイドキット一部、コンパス、ハンドライト、ツェルト、鏡、笛。
    免許証。濡れた時の着替え長袖シャツ1枚。


セ :Polar RS800SD、心拍計センサー、G3 GPSセンサー(すぐに途切れた)

他 :携帯電話、ミニナイフ(スパイダルコのセレーションタイプ)、

テ :膝はニューハレテープで補強。
   足首はアンカー1巻き+スターアップ3本+少しずらしてアンカーひと巻き。
http://www.battlewin.com/cource/howto_roll/ankle/02/index.html

    ※これらで、膝、足首ともダメージ無し。

[食事][BM][からだカルテ]

【食事】

  • 朝 (旅館の食事)ご飯150gほど、ミニトマト1、味噌汁1杯、卵焼き、ほれんそう、塩鮭、海苔、ヤクルト、バナナ1本。
  • ラン中 パワージェル(グリーンアップル5個、レモンライム3個、バナナ1個)、饅頭3個、

     水 ハイドレーションに 2リットル+ポカリ1リットル用1袋+ミネラル塩3g
       ボトル750cc1本。

       補給:5箇所?で水をコップ1杯(100ccほどか)。ハイドレーションに1リットル、
          トイレでボトル750ccに一本補給。

  • 昼夜 トマト2個、、ショコラBB4粒。コカコーラ500cc、コカコーラゼロ500cc、牛乳200cc、ミックスピザ1枚。途中のインターでスタバ トリプルグランデラテ ホット。


【からだカルテ】 体重計の表示まとめ : 記録無し。。。