そうだぁ 京都行こぉ♪(微妙に変ぇつつ)  20081208

一昨日の夜のこと。

忘年会(!)の翌日、今日は走りに行ってもろくな事が無いと思い、1日ゆっくり買い物などして、夜になってふと思った。

 【そうだ 京都、行こう】

と。

   

  ※新幹線ぞみの車内ポスターより。
   手元が揺れて、文字を大写し出来ず。
   ポスターに接写していると怪しいし。。。


参加できるか定かでは無かったが、11月の締め切り間近の頃に、取り合えず、来週日曜日に京都で行われるトレランレース『京都東山三十六峰マウンテンマラソン』にエントリー・入金し、しばらく楽しみにしていた。先週やっと実施要綱の封書が届いて、10月に参加してしまったレースの知り合いもエントリーしていた。

すでに、前日泊のホテルは予約して、前日コースを下見しようかと楽しみにしていた。。。

だと言うのに、その封書が届いた翌日に、その前日土曜日に、私がどうしても出社しなければならない仕事が入ってしまったのだ。。。こんちくしょう↓と若干悶々としていた。

もんもんとしていても仕方が無い。明日は早起きして、いつもの高原へ行きトレランしよう。。。と考えて、装備を準備しつつ、ふと思った。


 【 そうだ、明日、京都、行こう♪♪♪ 】


のぞみで行けばすぐ着く。

普段通っている高原の山々へ車でガソリン撒き散らしつつ飛ばしていくよりも断然早い。

運賃に掛かる費用は置いといて。

これわぁ、ナイスアイディアだ! よっしゃぁ!


と、短絡的で行け行けな面の有る私は、すぐに検索して始発の新幹線に乗る計画にした。

最寄の駅の駐車場に車を停めて、駅から主要駅に向かい、何とか始発ののぞみに乗った。

車窓より、日の出。


   



合掌!!!


朝、のぞみの車内が空いていたので、車内で靴下を脱いで、短パンになり、テーピングを行った。足首を捻らないように、そして、20〜30km付近で膝下外側が痛くなるので 膝の外側・内側の靭帯が痛くならないようにと、いずれも伸縮性のセラポアテープを巻いた。そして、デッキでストレッチなどをした。京都駅に着いたら、タクシーで行けるものと思い込んでいたが、結構遠いのだった。

程なく、京都駅に到着。取り合えず、トレラングッズ以外、帰りの服なども含め、コインロッカーに入れて、駅の周りを見ることにした。

以前に私が京都に来たのは、21年前、まだ学生で、髪がふさふさしていたころ、ただ、記憶の中には、メチャクチャ寒く、凍りつくような風がビュービュー吹いていたことが強く印象に残っている。京都タワーの蝋人形とか、駅の記憶はそれぐらいしか無かった。

そして、現在の変貌を遂げた京都駅。


女子高生は凄い。この寒いのに、膝上スカート、生足。日本の習慣となってしまっているが、これって結構拷問じゃないかとふと思った。

やっぱり、メチャクチャ寒い。

会場までのルートは書かれていたが、叡山電鉄経由で会場に行けば良いものと思い込んで居たが、それだと、乗り換え、乗り換えの待ち、etc...で大分時間をロスし、待っている間は寒いし、地下鉄経由で向かえば良かったと大後悔。

スタート地点の『いこいの森』広場に到着。一人公園整備のおじさんが、落ち葉を掃いていた。もよおしたので、トイレへ。この日は、トイレに紙が無かった。当然ザックの中には、水溶性のティッシュをいつも入れてあるが。。。 そこで既に道が分からず、池の方角をたずねて向かった。

宝ヶ池。

水面に写し、逆さにしても美しい。


あぁ♪来て良かったなぁ! 天気は快晴、絶好のトレラン日和! だが、大気は頬を刺すように冷たい。取り合えず、パタゴニアのネックウォーマーを撒いて、普段のランニング用手袋の上に冬用ランニング手袋をして、サングラスを掛けて走り出した。サングラスは瞬時に曇ったので、すぐにしまった。

取り合えず、体を解しつつ、池の周りを走り出した。時計回りに回り始めると、他の人は皆、反時計回りに走っている。半分位池の周りを回って、実際のコースも左回りなのに気付く。取り合えず一周走る事にして、出口と似たくさいところから出て行くと、全然違う出口だったが、方向はこっちで良いはずだからまずは行って見よう。。。と、普段山に居る時とは正反対の思考に陥って、丘を登り、坂を下って、下りたところは全く見知らぬ土地。最初から道に迷ってしまい、郵便配達の方に元来た道の方角だけ伺い、とぼとぼ走り・歩いた。

一瞬帰ろうかなぁ。。。と、きょろきょろしていると、初老のランニングの方が、来週の大会出るのですか?と尋ねてくれて、『はい!そうなんです。最初から迷ってしまって、困ってました。』と言うと、その方(あとで伺ったら、林さん、確か72歳)が、私も途中まで行くので、一緒に行きましょうと申し出てくださったのだった。なんとまぁ、有り難い。ラッキー。京都来て良かった。

まずは、コースに沿って、ゆるやかに上り始める。


最初緩やか、段々急になるが、なんとか走り続けられる坂では有るが、林さんについて、少し稜線手前は歩いた。

音羽川に沿って、ダブルトラック〜シングルトラックの広くは無い登山道のため、ここで渋滞したら前の歩みに従うしか無くなるらしい。


稜線に着いて、水飲対陣跡。

そして、京都東山トレイル(京都一周トレイル?)69番の番号。


再び、なだらかな登りを登って、石鳥居(480m)に着く。

石鳥居と林さん。

京都一周トレイル 67番


林さんは、半年ほど前に、アキレス腱を痛めてしまって、今リハビリ中だという。でも、颯爽と走ってらっしゃる。横に撮ってしまった。。。

少し、なだらかに下って瓜生山299m

少し下って、地龍大明神。

ここは水場が有る。


普段、林さんはこの水場で水分補給され、走り続けるという。私は、ハイドレーションが有るからと補給しなかった。水の味見ぐらいすれば良かったなぁ。


200m少々、なだらかな下りを走っていく。落ち葉が敷き詰められていて、あぁ気持ち良い♪ と何度も自然と言葉になる。ところどころ、木の根が横断している場所は有るが、とても快適な下りだった。一箇所だけ、倒木が倒れて、横切っている場所が有ったが、後で出会う大会運営の方も見つけており、前日までに切っておくとの事だった。


浄土寺橋前後だろうか。奥に見えるのが大文字山。手持ちのデジカメではこの程度が限界だった。

しばらく、観光客の皆さんの間をゆっくり走り抜けると銀閣寺に着いた。銀閣寺に行く事は目的では無いので、そこはパスした。そして、レース当日はエイドステーションとなっている、朝鮮高校の右側を回って、大文字山の登山道付近に着いた。そこで、トレランの格好をしてランニングシューズを履いている女性二人・男性三人(だったかな)の大阪からコースを下見に来たという人々と合流し、林さんとはそこで別れた。是非、来年は一緒に走れると良いですね、と言いつつ名前だけ交換しつつ分かれた。

銀閣寺から大文字山への登りを、大阪の皆さんと共に登り始めた。皆さんも、途中までは軽く走り、上りが急になると歩き始めた。歩きのペースも緩やかなので、途中からマイペースで登っていくことにした。皆さんは、ふくらはぎ・すね付近に無駄な筋肉が無さそうなロード主体のランニングをされている方々の様に見受けられた。残念、一緒には行来たかったが、先を急ぐ事にした。


大文字山を登りきった付近より。

山頂付近。なかなか良い感じだなぁ。

 ※この付近は、ハイカーの方々が沢山おられた。

そして、大文字山を通り過ぎ、なだらかな下りを進む。しばらくして四辻という、真直ぐ進むと別な方角へ行ってしまうところを、表示にしたがって右に折れる。




これは、林さんに事前に注意頂いていたので、ちゃんと気付いて右に曲がる事が出来たが、何も聞いていなかったら、気付かず真直ぐ行って違うほうへ行ってしまったと思う。

特に、何の情報も無く、それも午後日が陰ってから初めて行くような場合は容易に道を誤ってしまう様に思える。(私の様に、山に慣れていない人間は。)


山科、け上げと書かれている方へ下っていく。


正しい方へ下ると45番の標識が現れる。

 ※この手前に大文字三角点というのが有った筈だが、気づかなかった。

少し下ると、41番、大文字山と七福思案処の間標識。

しばらく、緩やかな下りが続き、軽快に走り下りる事が出来る。少し下ると、トレランスタイルの人が見えた。それも、どうも、Tevaの靴を履いている、それに数年前のこの大会の参加賞の品を腰につけて、ペットボトルを入れている。おぉラッキー!この人に着いて行こう!足を見ると、どうも、膝から下が太くは見えないので、ロードランメインの方だろうか?と思った。徐々に近づいて行ってしまうので、取り合えず5m程の間隔を維持しつつ、緩やかに走り下りた。なぜか、この先行の方は、すれ違うハイカーの方々に挨拶をしない。私など、いろんな書籍、書籍のDVDで、トレラン愛好者は新参者だから、礼儀正しく挨拶すべしと聞いているので、普段似ないにこやかな笑顔で、一人ひとりに必ず挨拶するのだが。。。


この前後で、下りが若干急になる箇所で、一回だけ左足で思いっきり滑って転び、左腕を凸凹の有るざらついた岩肌で痛打してしまった。岩肌が茶色で、乾いた土の地面の様に見えたのだったが、実は岩肌だった。多分、岩肌なだけだと滑らないだろうが、夜間気温が氷点下に冷え込み、霜が降りて、それが斜面の日陰だと蒸発し切らずに適度に水分が埃を少し巻きこんでつるりんと滑り易くなっていた様に思える。イデデデデデと少しうなって、先行のTevaシューズの方に大丈夫ですか?と言われ、まぁ大丈夫ですと答え、すぐに再び走り出した。

下りきると、ロードになり、将軍塚への緩やかな上りが始まる。地図だと1.5km程の様だが、そこでTevaシューズの方と距離が徐々に開き、100m位間が開いてしまった。すでに20kmの距離を経てきて、苦手なロードのランだったが、ここで離されると、道が分からなくなるので、何とか頑張って追いついた。追いついたと言う事は、先行の方もきついという事。そこで併走しつつ、来週レース出られる方なんですか?と問われたのではいと答え、聞き返すと大会運営側の方だとの事だった。こういう地道な事前準備が必要になってくるのだった。。。

将軍塚への坂道の途中から、普段の裏山を登る時のマイペースで登り始め、頂上240mぐらいか?に着いた。方向が分からなかったので、用を足して、Tevaシューズの大会運営の方に伺って再び走り始めた。将軍塚ひ左手前の方から降りていく。




トレイルが広く、フカフカの落ち葉で気持ち良く走れるのでムービーを撮って見た。少し下って、再びロード、そして再度清水山を登るトレイルへ。



清水山を下り、清水寺を過ぎてから、国道を越える道へ向かうのだが、とれも分かりにくかった。


国道1号線に差し掛かるが、真直ぐに横断するルートが無いため、狭くて気づきにくい道路下の通路を通るため1号線にそって右に少し下る。下って、通路を通ったら渋谷街道沿いに、道標に従って進む。



しばらく道路沿いで、足の裏が疲れてきた。道標13から再びトレイルとなる。

しばらくロードメインで走ってきたので、足裏の疲れが感じられていたが、トレイルに入るとその足裏の疲れがさっと消え去る。思わず、あぁ、キモチイィ♪と言葉が声になる。


泉湧寺、付近だったかな。

泉湧寺方面〜稲荷神社方面の間。

 ※さすがに、書いていて疲れてきた。。。
  写真撮りすぎ。

ここに辿り着くのが、とても大変だった。付近の自転車に乗っているおじさんに尋ね、自転車に着いて行って走った。



ここから、しばらく緩やかな稲荷山の上りを進み、一旦下って、再び、伏見稲荷大社に向かって最後の上りを進む。あと、少し。

なんとか、伏見稲荷大社に到着♪



どうも、ここら辺は、コースとは違う様で、観光客の方々が沢山いて、人並みが多くなった時点でランは終了!!!

再び、京都の町並み。


最後に、一番上の神社に辿り着き、この日1日無事に、楽しくランニングして京都で過ごせた事を感謝しつつ御参りした。

最後の最後でふと疑問に感じたのが、この御社の、鳥居・階段・本殿ともに、どれ一つともセンターが揃っていないこと。茶屋の人に一応尋ねたが、特段そんな事の言い伝えは無いらしい。。。


当日のランニングよりも、これをアップするのに疲れ果ててしまった。走っていた時間よりも長いかも。。。疲れ果てててしまったので、自分のランの分析・考察をまとめるまで、今日は終わらなかった。取り合えず、予定通りレースに参加出来たら、以下を私の課題としよう。

 1.石鳥居までの登りは、出来るだけ走るか、太腿手押しで足早に。

 2.銀閣寺付近までは、緩やかな下りで足が行ってしまわないように、飛ばしすぎずに走る。

 3.大文字山の登りは、今の私には走って登れないので、太腿手押しで歩いて登る。

 4.大文字山からの下りは、ツルリンと滑る岩場に注意して、走って下る。

 5.将軍塚までのロードの上りは、頑張って走って登る。私と同じぐらいのレベルの人にはみんなきつい筈。

 6.しばらくこまかいアップダウンが続いた後、稲荷山の登りは230mなので頑張って走って登る。


今回の試走は、adizero XT 2008年モデルで試して見た。早いランナーの方が使っている靴との事で、足がガタガタになってしまわないかという心配も有ったが、予想外に足のダメージは皆無だった。土踏まず付近、拇指球付近、踵付近には若干疲労感は有るが、痛みの様なダメージは無かった。ふくらはぎ、太腿のダメージも、攣れたりする様な事も無かった。

ただ、気になったのは、大して早く走れないにも関わらず、トレイルを繋ぐロードのランで拇指球付近の疲れが一時的に蓄積していった感触が有った事。それはあくまで一時的で、ロードからトレイルに戻ったら、ふわっと疲れが霧散した印象では有ったが。

今回使った後の状況は以下の写真の通り。




そのままだと心配だったので、今回は普段どおり、土踏まずと踵のパッドを着けて履いた。

まだまだ、挑戦を続けていくので、来週のレースには、VASQUEのイーサーを履いて、トレイルの疲れ具合がどうなのか、普段これでロードも走っているのでトレイルを繋ぐロードが楽になるのか、そこら辺を評価しつつadizero XTとの比較を試みようと思う。その感触に加えて、年末のトレラン教室、初動負荷理論のキャンプ、そして1月にエントリー済みのレースを経て、2月か3月のadizero XT 春夏モデルの具合を評価して見たり、色々試しながら、体自体を鍛えていき、夏・秋と頑張り続けて、もう少し長い距離を走れる様に仕上げて行きたいと思う。

そして、今日午後の調整会議の結果、土曜日はなんとか夕方に仕事が終り、さっと帰途に付きのぞみに乗り込めば、前日のうちに京都に着けるのは確実となったので、前日泊で余裕を持って大会に参加出来そうな方向性となって来た♪ 

そう、今週末も京都、行こう!!! そして、楽しみつつ走るのだ♪