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まずは最初の山頂に向かって歩き出した。人目に付きやすいところはウォーミングアップを兼ねて歩いている。少し歩いたが、最初の山の山頂への登山口が見当たらず、取りあえず戻ることにした。帰ってから良く見ると、あと500mも歩いたら登山道になっていた筈でした。次回は迷わずに行こう。

最初の山は、直登の道は無く、ジグザグに切り替えした道を繰り返し繰り返し登る山でした。それほどきつくは無いない筈だが、何回か歩いてしまったと思う。山頂に近づくと、奇麗な花が咲いていた。(名前不明。。。)

朝でまだ機嫌が悪いのか、スズメバチが攻撃的な雰囲気で行く手を阻むので、少し戻って、スズメバチが居なくなってから通過した。よく見ると登山道の脇に蛇が居て、日向ぼっこしている。黒白の四角い模様からして、どうもこれはヤマカガシ(毒蛇)では無いか。。。 今日出合ったのは、この蛇一匹のみ。携帯のカメラで、花と違ってさすがに接写は出来なかった。


そして、一旦少し下って、二つ目の山頂へ着いた。ここは眺望が良く、南北の峰峰が見渡せる。南に見える峰が、今日縦走で走っていこうとしている峰々です。

南側:この日縦走する。

北側

 この日は、長めのランの場合に必須となる、走りながらの補給の練習をしようとして、入手していた補給食を食べつつ走ってみた。以前からジェルっぽい物は口にしつつはしっていたが、今日は少し固形のものを食べて走ってみたら、お腹が少し痛くなった。二つ目の峰から下がり、峠の所にあるトイレによったが、別に腸が調子悪い訳ではなく、胃に入った物が消化不良で痛くなっているのかもしれない。

 それから、山へ行くときは、熊鈴を着けていたのだが、最初の二つの山頂を登っている途中で、鈴のコーン部を叩く部分が外れて、鳴らなくなってしまった。ザックにつけるようにしてから30日程度しか経っていないと思うが、選んだ鈴の構造が悪かった。


※鈴のベロというのだろうか?それが、鈴のコーンの根元にネジで
ねじ込む構造になっていたのだが、それが緩んで落ちたらしい。
ネジは緩むのが常識だから、緩み止めの対策がなされてなかった
様子。帰ってから、好日山荘に行って、返品して別の鈴に
変えてもらった。


 熊鈴をつけているのは、どうも本当に熊が居るらしいということも有るが、鈴を鳴らしつつ走っていると、遠くから自分が近づくのにハイカーの方が気づくだろうし、鈴の鳴り方が一定でリズミカルだと走っていてペースが取り易く気持ちが良いからです。

 そして、峠から再び登り始め、ブナの林の中に入っていった。走るとか歩くとかそんな事どうでもよく、ただそのしっとりとしていて澄んだ大気の中にいるだけで気持ちが良い。この日は快晴だったが、それでもブナが日差しを一切受け止めてくれて、微かな木漏れ日が届くだけでとても涼しい。


そして、今回のルートの真ん中にある山の山頂まで、走り、歩きしながら着いた。山頂付近にイチイの巨木が有った。

山頂を過ぎるとなだらかな下りとなり、ハイカーの方々の視界から離れると下りを気持ち良く走り始めた。

途中、ご家族(ご夫婦とお婆さん)で登ってくるハイカーの方に会ったときに、頂上までどれくらいですかねぇと聞かれ、距離的にはこれ位ですよと話すと、距離じゃ無くて時間的にと聞かれて、自分は下りで走ってきたから比較にならないですよとはいえないので、まぁそんなにかからないですよと曖昧にしか答えられなかった。


そして、ブナの林の中、もう一つの山頂の間をトラバース気味に繋げる極上のトレイルをランニング。



巨岩の場所を通過。


そして、少し下って、登山者が駐車する場所に、トイレと水場が有るので寄った。まだ、腹の具合が悪く少し痛かったが、トイレに行っても小しかなし。こまったものだ。

少し登って、平原に出て少し寛いで、軽く食事することにした。食事と言っても、ジェル系の補給食と、果物の桃。

お腹の痛みがなかなか引かないので、平原に咲いている花の写真を撮っていた♪( 名前不明 )


アゲハチョウが沢山舞い飛んでいたが、携帯ではなかなか接写して捉えるのが難しい。



その平原から、朝に登った山が見渡せた。


平原から一旦下りて、駐車場の水場で水分を補給。粉末のポカリとアミノヴァリューを1袋づつ少し薄めに溶かしこんだ。

この日は、最初に予定した山を一つパスしたので、もう一つの山に登り、神社によっていく事にした。

もう一つの山の山頂までは、比較的なだらかな、尾根伝いの様な登りが続いた。見晴らしの良い頂上には長居せず、神社への下りを下り始めた。

下り坂の途中に、ミズナラの大木が有った。


あまり、沢山の人が歩いている訳では無さそうで、道の真ん中にキノコが。


3km程度の比較的緩やかな切り替えしの下り坂を軽快にランニング。下り続けたということは、同じ分だけ登らなくてはならない。。。 


しばらくすると神社に着いて、そこには杉の巨木が聳えていた。


思わず、『オー!!!』という声を上げてしまい、静かな林の中に声が響き渡ってしまった。。。


なかなか、この杉の木々の迫力を、携帯のカメラで腕もないし表現出来ないと思うが一応。

神社には、トイレと水場が有ったので、念のためからのペットボトルに500cc水を補給した。


途中、滝があって、その側を通ると、なぜかショウジョウバエが数10匹まとまって、襲い掛かるように飛び掛ってくる。一匹、目に入りそうになって、瞼ではさみ掛けた。何故なんだろう?そんなに汗臭くなっているのかと疑問を感じていたが、後で気づいたのですが、ザックのサイドポケットに無造作に入れて忘れていたバナナが一本、残念な事にビニールの中で潰してしまい、その上醗酵してしまっていたのだった。。。

その後は、通り過ぎた山の山頂まで、ひたすらジグザグに折り返した山道を歩行!!! 若干走れる程度の坂になってから走り始めた。

後は、ブナの林を通り、メインの頂上を越え、ブナの純林を下っていく。



苔むした岩の側で辺りを見渡しつつ、思わず、こんなところにずっとゆっくりして居たいなぁ。。。とそんな感慨が言葉になった。すると、低い羽音でスズメバチが警戒音を立てて、よそ者が何を言っているんだと言わんばかりに近づいてくるのが聴こえたので、わかったよとつぶやきながら、再びブナの林の中を走り始めた。

先週来た時に、桧の林の付近からなんども転んだので、今回は途中からスキー場になっているところを経由して下りて見ることにしたが、この山では大失敗。途中までは草原で土の地面だったが、大部分が砂利というか、駐車場に敷き詰められている様な細かい砂利が敷かれていて、足裏に衝撃がもろに伝わってくる。

しばらくすると、車を停めている駐車場に近づいたので、POLARのRS800の記録を停めて車まで戻った。

今回のトレイルのラン&ウォークは、RS800によれば、34.4km、4時間9分。ただ、今回お腹が痛くなって、心拍測定用のバンドをみぞおちより下に下げて緩くしていたので心拍数が最大199bpmとかありえない数字になっているので数値的には評価出来るデータとはならなかった。下欄に34.4kmと出ているが、全長をドラッグすると37.9kmと出るし、走った後のRS800の数字もそう出ていたのでどちらが正しい数字なのか良く分からない。速度の数値、38.7km/Hrとか意味不明な数字が出ている。。。

まだ使いこなせていないので、近場の山でのトレラン練習を積んで使いこなして行こうと思う。
グラフの背景の茶色が、高度のグラフで稜線に相当する。一箇所休憩した後にスタートし忘れて、稜線が不連続になっているのはそのため。


それから、靴について。先日、NorthFaceのラッキーチャッキー(ランナーズの増刊『トレイルラン』Vol.2の、P68中央下に乗っている。)を試すと書いていたが、昨日試して見た。結論から言うと、私の足には残念ながら合わなかった。

理由は、左足の脇を圧迫して、元々有ったタコの様な部分が痛くなってしまったため。私が習ったところでは、靴の履き方の基本は、踵を合わせて、靴紐を先から3本くらいはしっかりしめて足がずれないようにして、そこから上は適度に締めるという履き方。足の指が痛くなるのは、足が若干前に突っ込んで足指を押し付けるからというのが論理的な観点なので、痛くなるのは靴がきちんと履けていないからとなる。今回、走っている間にむくみが取れて緩んだ事を想定しつつ、何度か、踵をあわせ、靴紐を締めなおした。していると、今度はきつすぎる感じがしてくる。またしばらくすると、小指が痛くなる。しょうがないので、左足を前に出した時に、踵を意識して当てて、指が前に突っ込まないようにと小細工しつつ足を進めていた。

 ※私の足は、今頃気づいたが、左足が若干大きく、左足の小指が、右足の小指より1cmほど長く、右足の小指より靴の中で圧迫され気味となるようだ。右足はなんとか微妙にバランス取れるが、左足の小指だけバランスが取れず靴を前にずらしつつ足を進める様な変な動き方をしないと駄目なのでした。

しばらくすると、痺れたわけではなく、痛みは若干弱まったので、少しなじんだのかも知れないが、どうも無理して履き続けるのは無理なので、普段から履いていた、ニューバランスのMT1110J(トレイルランのP68右下)をメインにトレランしていくのが私の足には一番合っている。これは、ゴアテックスで、雨が結構降っている時は足を伝って靴の中に水が入り、一旦濡れるとなかなか乾きにくい以外は難点は無い。MT1110Jと、GORE−TEXを使っていない以外構造的にほぼ同じ、ニューバランスのMT908J(トレイルランのP70、中央下。)の併用を考えようと思う。ニューバランスは、タウンユース兼用のトレランシューズ以外は、この夏秋には新作トレランモデルを発表していない。

靴は、誰でもそうだと思うが、自分の足にフィットしていて正しく履けるものを選ぶしか無いのでしょう。デザイン先行にはなり得ない。Montrailのコンティネンタルディバイドを試した事も有ったが、どうしても足に合わなかった。

では、では。