☆ 着ぐるみの体 と 着ぐるみの心 ☆

1週間前に、8000歩程はなれた駅の側の書店で、以下を見かけたので入手してみました。

 『いつまでもデブと思うなよ』岡田斗司夫新潮新書

体重が117kgから67kgへの50kg減量を1年間で達成されたとのこと。

自分は昨年7月〜1月現在で、88kg⇒68kgで攻防中ですが、世の中には、激しい人がいるものだと関心!!! ダイエットを始めようと思っている人にはとても参考になるのではないかと思います。ただ、こうすればこうなったという実例として参考にするのであって、自身への取組みは自分でアレンジしないと難しい面が出てくると想像します。

自分はまだ途中で20kgの減量途中ですが、書籍に書かれていることを、そうそう! そうなんだよねぇ!! と共感出来る所が多々有りました。

例えば以下など。

・P48 『周囲の態度が激変したのに気づいた』

自分も、勤め先の女性が普通に話しかけてくれるようになった。食堂のおばさんとも、ダイエットの話題で良く話しこむことが多い。

ここに転勤になった当初から既に肥満だったし、顔はむくれて、腹回りはパンパンで自然とチャックが下がって全開になっているし、汗臭くても全然気にしないし、毎食歯を磨く幼少時からの習慣も忘れ。。。 とても気持ち悪く、臭く、不潔で、病的な雰囲気だったのだろうから、今考えると当然と言えば当然の事です。先日は見ず知らずの女子高生が挨拶してくれる程に回復!!! ( 自分は無頓着だったが、もしかすると付近では、そこらじゅう激しく歩き回ってドンドン痩せてきた親父として認識されつつ有るのかも? )

 正直今は、仕事より何よりも、健康管理・ダイエットが生活の中で第一優先ですが、ひたすらウォーキングに注力し、無駄な食物を採らないから日が暮れる前にはお腹ペコペコになって無駄な残業は減るし(残業出来ないというのが正しいかも)、残業しまくりの時と仕事の成果は変わらないか以前より成果が上がっている。仕事ででは無いが、そんなに頑張ってダイエットしているのか!さすがに負けたなぁ!! と 仕事ではまだ無いが、尊敬する部長にある意味評価(認識だけか?)されたこと。


・P78 『「記録することによるダイエット」であり、記録する行為の積み重ねによって自分の行動管理を目的とする。』

2007-12-07 測(はか)ること! とても大切!! でも書きましたが、体重、体脂肪率、毎日の歩数、歩行距離、歩行時間を記録して、エクセルでも方眼紙でも良いがグラフっぽく折れ線を書いてみて、効果が少しでも出始めでもすればそれこそ感激で、その感激が動機のひとつとなって続けていく力の一つになると思います。何も測らず、自分のインプット、アウトプット何れも把握せずに、人がやっている活動に受動的に参加してみても、変化が有っても無くてもフィードバックする手段が無いとだめだと思います。

・P144 『75日目の変化』

私の場合は、インプットを減らす行為よりは、アウトプットを増やす行為、すなわち食べた分はすっかり基礎代謝と、以前の日記に書いた若干過激な歩き方で消費しつくしてさらに体内に蓄えられたエネルギーを燃やしていく戦略なので、それ程の飢餓感は有りませんでしたが、そのころどうもダルいというか、疲れ気味というかの感じが強く成りだしたので、『毎日無脂肪牛乳1リットル』『マルチビタミンマルチミネラルのサプリを採取』を加えつつ継続出来ています。

・P166 『一番わかりやすい転機は、自分の好物に明らかに変化が見られた事である』
・P191 『「ダイエット前に好きだった物」を食べに行こう』
自分も、多分7月初旬までは、現場で汗を書いて事務所に戻ってくると、コーラ500ccをがぶ飲みし、ついでにナッツ類を食べて気づくと一日一袋・二袋と食べていた。8月に順調に体重が減り始めてからは、コーラ、ナッツ、ポテトチップ、カール等、口にしたいという欲求が生じなくなった。週に一回〜二回食べていたステーキも、久しぶりに食べに行くと、どうも焼くときの油に抵抗感が出てきて、以後食べていない。

無駄なものを過食しなくなったので、昨年秋以降気になっていた胃の辺りのムカつきが、スクラルファートの胃薬を飲んでも改善しなかったものが、気づいたら無くなった。

そのうち書こうと思うが、日本国民は諸外国?(政府?)に騙されて、要らないものを食べ、要らない薬を飲み、挙句の果てに病気になっているのだと思う。

  *  *  *

自分が思うに、体がどんどん太っていく過程では、表面的な肉体の変化だけでなく、心の様相も確実に変貌を遂げてしまっているという事です。着ぐるみの様な体になって、心も着ぐるみの心になっていたのだと思う。体を取り戻そうと努力し続けるには、何かのきっかけで着ぐるみの心を脱ぎ捨てる努力も始めるべきです(私はそれが無いと駄目だったと思います)。やはり、家族との会話、身近な人との会話、同僚との会話、出入りの業者さんとの会話、昔の恩師・友達との会話。自分には、こんなに素敵な人たちがいたるんだ。

そして、私の場合、ウォーキングの道すがら毎日見かける、一人の女性の笑顔と何気ない会話がとても大切でした。 近頃、コンビに等でお釣りを投げ落とす若者がいるが、これはとても淋しい行為だと思います。また、逆に手を握りかける位でお釣りを渡し、もう片方の手をしたに添えるような事までしてくれる何かの店もあると思うが、別にそういう行為も自分はどうかと思う方です。 そうでは無くて、普通に目を見て、誰にも分け隔てなく普通に笑顔で、何気ない会話でたまに少し紅潮したりして、差し出した右手に丁寧に笑顔で渡してくれる。ただそれだけの事でしかないけど、自分は何気なくしみじみと癒されてしまい、ぁあ、今日も一日頑張って良かった♪(^O^) あしたもがんばろう☆ミ と力が湧いてくる。 そうして一日一日をしめくくり、体の着ぐるみも、心の着ぐるみも一夏で脱ぎ捨てる事が出来、当初は不可能と思っていた標準体重への復旧も視界に入れつつ有ります。